Entries from 2023-07-24 to 1 day

高等英文解釋研究 第7問

19世紀アイルランドの大物政治家チャールズ・スチュワート・パーネルは、長年の不倫がスキャンダルとして取り沙汰されたことで、議会のみならずカソリック教会からも猛批判を受けることとなった、という内容。なのですが、本文はごく抽象的にしか書かれて…

高等英文解釋研究 第6問

かつてのイギリスとアイルランド間の対立は国家同士や階級同士のそれであったが、選挙権の拡大に伴い国民の大半が国政に影響を及ぼせるようになった今、アイルランドを弾圧するか否かは国民の手に委ねられている。すなわち、国民同士の対立が始まるかもしれ…

高等英文解釋研究 第5問

憲章は一見すると権利を与えるもののように思えるが、実際には本来全員が有している権利を大多数から奪い取ることで少数を優遇しているに過ぎない。従ってその本質は除外であり、不平等を生み出す道具に過ぎない、という内容です。憲章というものにあまり馴…

高等英文解釋研究 第4問

絵や詩、音楽などの芸術は間接的に空間を扱う一方で、建築は空間を直接扱うことができるため、空間の持つ真価を最大限活かすことができる、という内容です。芸術論には馴染みがないので、初見では手こずりました。日本語訳を読んで「なるほどな」と腹落ちし…

高等英文解釋研究 第3問

天文学は「人間が存在する意味は何か」という根源的な問題には答えてくれないが、我々の視野を広げ、謙虚さを促してくれる、という内容です。これと似たような人間中心主義批判の文章が「英文解体新書」にも載っていたような記憶があります。 全体として論旨…

高等英文解釋研究 第2問

「民の声は神の声」という前提は疑わしく、リスク分散のためには民意によって選出された第一院の他に、貴族等で固められた第二院が必要だ、という内容のようです。正直、日本語訳を読んでも最初は文意が掴めませんでした。ネットで原文を探して前後の文脈を…

高等英文解釋研究 第1問

英語を英語で理解することを目標にしばらく多読に励んでいましたが、ある程度抽象的な内容となるとどうしても理解が追いつかなくなります。やはり日本語という補助輪がないとこれ以上は厳しいと思い、久しぶりに英文解釈の参考書を開いてみることにしました…