高等英文解釋研究 第1問

英語を英語で理解することを目標にしばらく多読に励んでいましたが、ある程度抽象的な内容となるとどうしても理解が追いつかなくなります。やはり日本語という補助輪がないとこれ以上は厳しいと思い、久しぶりに英文解釈の参考書を開いてみることにしました。留学生などは分からない文章に出くわしても日本語に頼らず、全て英語で解決する必要があるわけで、本当にすごいなと思います。私の場合は残念ながら全て英語で解決できるほどの言語的才能はなかったようです。

 

さて、今回はこの「高等英文解釋研究」という古めかしい参考書をやっていきます。「昭和廿六年」とありますが、廿は20を意味する旧字体のようです。昭和26年(1951年)、終戦からたった6年後に出版された参考書です。

 

 

序文

 

 

第一問

内容としては、亡くなったイギリス人政治家に対する追悼演説のようです。恥ずかしながら初見では全く意味が掴めませんでした。現在と比べると圧倒的に教材もノウハウも不足していたであろう昭和初期にどうやったらこれだけの読解力を著者は身に付けることができたのか、ただただ感嘆するばかりです。